『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー

一足早く『タイニーメタル2』をプレイしてきました!

連載・特集 インタビュー
『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー
  • 『ファミコンウォーズ』愛が生んだ―TGS2025で突如発表!ターン制戦略シミュ続編『タイニーメタル2』先行試遊&開発者インタビュー

AREA35より、「東京ゲームショウ2025(以下、TGS2025)」開催に合わせ、『タイニーメタル』シリーズの最新作となるターンベース戦略シミュレーション『タイニーメタル2(TINY METAL2)』が発表されました。TGS2025では、早速『タイニーメタル2』を試遊できます。

今回、Game*Sparkはそんな会期より一足早く『タイニーメタル2』をプレイする機会に恵まれました! 本稿では試遊の模様と、プロデューサー兼ディレクターの由良浩明氏へ実施したインタビューをお届けします。

◆協力プレイで『タイニーメタル2』新要素「海戦」まで体験!

『タイニーメタル2』は様々な兵科のユニットを動かし、霧(フォグ)のかかった戦場の索敵などを行いながらバトルしていく戦略シミュレーションです。なお、難易度によって霧の有無は変化します。

各ユニットは部隊単位で行動しており、そのデフォルメされた姿も見どころのひとつ。小さな兵隊を動かし、シンプルでわかりやすいながらも複雑な戦線を体験していくことになります。

後述のインタビューでも触れられていますが、本作は『ファミコンウォーズ』シリーズにオマージュされている一作です。筆者も、そのお話を聞く前に実際に「このわちゃわちゃ感、かなり『ファミコンウォーズ』味がある!」と感じられました。

もちろん『タイニーメタル』シリーズならではの面白さは確実に存在しており、これはプレイフィールという点でひとつの参考になるでしょう。

攻撃できる範囲は横1マス、ユニットによっては2マスとなります。移動範囲がそのまま攻撃範囲となるタイプの戦略シミュであり、マップも極端に広くはないため、1マス1マスが重要です。

プレイした感覚としては、敵がどう動くかという推察を交えたチェスのような手触りでした。各ユニットは現実の兵器に寄せているので、軍事に寄ったシミュレーション好きも満足できそうです。

今回は2人Co-opプレイにチャレンジしました。本作はオンラインプレイに対応しており、1v1、2v1、2v2、4v2など様々な形式でのPvPが可能です。オフライン協力プレイでのキャンペーンモード攻略(正確にはTGS2025用の特別マップ)を遊んでみたところ、これがなかなか面白い!

筆者と協力プレイヤーそれぞれがユニットを持っているため、お互い戦線を広げていく際には「相手の足りない部分をカバーする戦術」が重要になってくるのです。味方プレイヤーと同じ相手をロックオンすることもでき、連携もしっかり可能。占領した施設からの資源共有もできるそうです。

兵科・ユニットの種類はかなり多く、デモ版でも悩むほど。陸海空それぞれかなり多様なユニットを生産できます。それぞれのユニットに細かく兵器としての特徴が散りばめられているため、一長一短のある兵器をまんべんなく活用していく必要がありそうですね。

弱いライフルマンにも「街の占領」という大きな役割があるため、軽視できません。プレイアブルのコマンダーは新たに10人追加しての15種類以上とのことで、前作と比べて戦術の幅もかなり広がるでしょう。

そして、『タイニーメタル2』では新たに海戦も実装されました。今回はデモ版とあって長くプレイできなかったためステージクリアまでのすべては体験できなかったものの、マップの構成を見る限りは「陸海空、どこをおざなりにしても支障が出そう」という感触です!

逆に言うとある程度、陸を押さえておけば、海から戦線を伸ばしていって裏を突くことなども可能かもしれません。水上艦艇に潜水艦、さらには輸送艇や航空母艦も登場するので、海上が重要な拠点および敵陣への侵入経路たるでしょう。

さらに、競技プレイヤー向けのElo(イロ)ランキングシステムも実装されるとのこと。上手いプレイヤー同士の戦いでは、どういった知能戦が繰り広げられるかなどにも興味がわきます。

そんな『タイニーメタル2』は2026年にリリース予定。PCおよびその他の機種でのリリースが予定されています。改めてにはなりますが、今回筆者が遊んだデモ版はTGS2025でも出展予定です。本稿を見て気になった方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

続いては、『タイニーメタル2』プロデューサー兼ディレクターの由良浩明氏へのインタビューをお届けします。

◆一作目で出来なかったことを詰め込んだ続編『タイニーメタル2』

由良浩明氏

――まずは『タイニーメタル2』の紹介をお願いします。また、シリーズを知らない方に向けて『タイニーメタル』シリーズについてもお聞かせください。

由良浩明氏(以下、由良氏): 『タイニーメタル2』プロデューサー兼ディレクターの由良です。正直に言いますと、私たちは『ファミコンウォーズ』の大ファンなんですよ。『タイニーメタル』シリーズ開発のきっかけとしては、こういった戦略シミュレーションゲームを遊びたいと思ったところにありますね。

しかし、このタイプのゲームは今もなお国内外ですごく人気なのに、あまりない。そこで「無いなら自分たちで作っちゃおう」と開発を始めました!

1作目の『タイニーメタル』は3人で作り始めたゲームです。しかも製作期間は1年で、とても大変でした。しかしそこから時を経て、『タイニーメタル2』では当初とは比べ物にならない資金を得て、大きなチームで制作できるようになりました。

1作目でやりたかったけどやれなかったこと……たとえば海軍ユニットを作りたいとか、もっと良いグラフィックで表現したいとか、そういった願望を叶えられたゲームになります。

グラフィックに関しては、「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」(由良氏は「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」を制作したSAFEHOUSEの代表取締役でもある)みたいなフォトリアルでリアルな絵と比べて、『タイニーメタル2』はセルルックの絵で、全然違います。

しかし、そういった異なることへの挑戦もすごく楽しみながらチャレンジできました。最終的には良い感じに仕上がって、みんな満足していますね。

――『ファミコンウォーズ』ファン以外に、『タイニーメタル2』はどのようなゲームが好きなユーザーにハマると思われますか?

由良氏:『ファミコンウォーズ』以外だと、『タクティクスオウガ』が好きな方にも向いていると思いますね。

でも、『タクティクスオウガ』みたいにキャラクター1人1人の戦いではなくて、本作は「ユニットとして戦う」という感覚が重要です。『大戦略』シリーズなどを好むゲーマーに向けて作られています。

私は映像表現やストーリー、ゲームデザインをバラ売りしているつもりはありません。例えば美味しいショートケーキを渡されて、苺だけ食べて終わりということはできないじゃないですか。スポンジもあって、クリームもあって、それらすべてで“美味しさ”が決まります。

それと同じで、『タイニーメタル2』は映像作品でもあるし、もちろんストーリーも面白い。そういったひとつのパッケージとして提供したいと思っています。戦略シミュレーションが好きな人たちだけでなくても、ひとつでもピンとくるものがあれば楽しんでもらえると嬉しいです。

――予算などが増えたことで、本当に実現したかった『タイニーメタル』が完成されたということでしょうか?

由良氏: いや、私たちは強欲なので、『タイニーメタル2』でも全部はできていません(笑)。まだまだやりたい夢はいっぱいありますよ!

――シリーズファンに向けて、2作目で注目してほしいポイントなどをお聞かせください。

由良氏: ストーリーやムービーもすごく見ていただきたいのですが、やはり海軍ユニットです。『タイニーメタル』からそうなんですが、陸海空、どれをとっても無駄なユニットはいません。

たとえば、安くて小さなライフルマン。彼らは実は一番大事なユニットで、フォグ(戦場にかかる霧)の中でも高台に登って視界を確保することができる存在です。今回はイージーモードだったのでフォグはなかったけれど、視線を確保できないと攻撃ができないという要素を突破できる、大事にしたいユニットです。

将棋だったら相手の駒が見えるじゃないですか。でも、『タイニーメタル2』は普通にプレイすると、フォグが出てきて邪魔をする。とはいえ、本当の戦場って敵が見えないものですよね。どこに敵ユニットが潜んでいるかわからないし、その中で索敵して攻撃に移らなきゃいけないという部分がゲームとして面白いのです。

――海軍ユニットを作る時に、陸軍、空軍との違いを意識されたところはありますか?

由良氏: 海軍ユニットって、実は結構、失敗している作品が多いと思います。わりと「別に実装しなくてもよかったんじゃないの?」と思われがちな存在ですが、それでも本作のようなゲームにおいては海軍ユニットがあった方が良いんです。

『タイニーメタル2』では、“戦場の次元”が、陸上、上空とどんどんと増えていきます。その中に海戦という要素を入れることによって、さらにひとつ次元が増加しました。

――競技プレイヤー向けのランキングも用意されていますが、1v1、2v2、競技プレイヤー向けのモードはどのモードがメインとなる予定でしょうか。

由良氏: 多くのゲームモードの中で、どのPvPが人気になるのかというのは実際に見てみなければわからないですね。しかし、恐らく4人プレイヤーでの同時対戦になるのではないかと思っています。

いわゆる“競技シーン”というところまではさすがに想定していませんが、私たちのリソースがある限りで、コンペティティブなプレイモードは用意します!

――『タイニーメタル2』開発において、ファンのフィードバックが影響を与えた点などがあればお教えください。

由良氏: 基本的に『タイニーメタル』の頃から、フィードバックにはすぐに対応しています。もちろん、できる、できないというのはあるのですが、割とすぐにフィードバックを反映させていますね。

ですので『タイニーメタル2』に関しても、良いフィードバックがあればすぐ反映させていただきます!

――『タイニーメタル2』は2026年発売予定かつTGS2025にも試遊台が出展予定ですが、これから先も発売前に遊べるような、デモ版のリリースやイベント出展は予定されていますか?

由良氏: ほかのイベント出展は考えていますが、デモ版に関してはまだ何も考えていませんね。今はゲームを完成させることに尽力しているので、出るということも断言出来ません。もしかしたらTGS2025だけになるかもしれない……というのが現状ですね。

――確実に遊びたいという方はTGSで、ということですね。

由良氏: そうですね! 遊びたい方は是非TGS会場でぜひ試遊していただきたいと思っています。

――最後に、読者へのコメントをお願いします。

由良氏:これはもう、一言に尽きます。……超頑張りましたので、見るだけでも見てください!

うちのチームは、アートチームを初め本当に世界でトップクラスの人間が揃っております。そんなメンバーみんなが頑張って制作してきた逸品ですので、ぜひ隅々まで見て楽しんでいただきたいというのが、今の気持ちです。『タイニーメタル2』をぜひよろしくお願いします。


ターンベース戦略シミュレーション『タイニーメタル2』は2026年、PC(Steam)およびその他の機種にてリリース予定です。


ライター:高村 響,編集:八羽汰わちは


ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

+ 続きを読む

編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top