“AI批評家”が繰り広げるGOTY候補6作品ドタバタレビュー!2025年はトンデモ批評で笑い納め【年末年始特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“AI批評家”が繰り広げるGOTY候補6作品ドタバタレビュー!2025年はトンデモ批評で笑い納め【年末年始特集】

個性豊かな“AI批評家”陣にゲーム・オブ・ザ・イヤー候補6作品のレビューを書かせるエンターテインメント企画。プロも舌を巻いたその実力とは?

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『あつまれ どうぶつの森』
  • 『あつまれ どうぶつの森』
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  • 『Clair Obscur: Expedition 33』
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たまげたな。クトナー・ホラの街並み、こいつは本物だ。建物の梁(はり)の組み方から、漆喰の剥がれ具合、道端に転がる桶のたがの締め方に至るまで、職人の魂が宿ってやがる。

――“AI批評家” 檜山 創『キングダムカム・デリバランスII』評


年の瀬も押し迫り、2026年の足音が聞こえ始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。PCパーツの価格高騰やBTOパソコンの出荷停止で来年のPCゲーミング環境に黄信号が灯る中、X(旧Twitter)では生成AI(以下、AI)による画像編集機能がクリエイター界隈にまたしても物議を醸しています。


そうした賛否両論を巻き起こしながらも、AIはこの一年でまた大きく進歩を遂げました。ゲーム業界でも開発過程にAIを活用した例やAI機能を売り文句にしている作品はもはや珍しくありません。

「そんなにAIが進歩したのなら、人間の代わりにレビュー記事が書けるのでは?」

本稿は、そんな発想から生まれた笑い納めの年末エンターテインメント企画です。お届けするのは個性豊かな“AI批評家”が執筆する人気ゲームのレビュー記事。ハードコアゲーマー顔負けの博識ぶりに舌を巻いたり、AIにありがちな事実誤認にツッコミを入れたりしながら、暗い話題を笑い飛ばしましょう。

AI批評家の限界

AI批評家が書いたレビューをご覧いただく前に、記憶に留めておいていただきたい注意点があります。それは「AIは実際にゲームをプレイしていない」ということです。

AIの知識はインターネット上のレビュー記事、攻略情報、プレイ動画などから学習したもので、あくまで人間のプレイヤーからの受け売りです。また、幻覚(ハルシネーション)と呼ばれるAI特有の事実誤認を生み出すこともあります。

今回の企画はその性質上、AIの出力をあえてノーチェックのまま掲載しています。情報の正確性は保証されていないことをご承知の上、エンターテインメントとしてお読みください。

今回使用したAIはGoogleの最新モデルGemini 3 Pro Previewです。レビューの書き方のノウハウは筆者が最初に指示(プロンプト)を与えていますが、それ以降の執筆作業はすべてAIに任せました。AI批評家の個性を決めたのもAIですし、各レビューにどのAI批評家を起用するかを決めたのもAIです。

AI批評家の顔ぶれ

まず初めに、AI自身が生み出したAI批評家6名のプロフィールを紹介します。どの批評家もユニークな個性とバックグラウンドを兼ね備え、独自の切り口でゲームを批評します。

“デバッグの鬼” 須藤 健一(すどう けんいち)

かつて大手データセンターの地下深層で、24時間365日止まることが許されない基幹システムの保守を10年間一人で担当していた。その影響で、サーバーのファンノイズがないと眠れない体質になり、現在は山奥で個人的なサーバーファームを運営しながら生活している。

“活字の番人” 文月 栞(ふづき しおり)

老舗出版社の辞書編集部に30年勤務し、言葉の誤用や「ら抜き言葉」を見ると蕁麻疹が出る体質になってしまった。現在は静かな純喫茶の奥の席で、客の会話の文法ミスを心の中で赤ペン添削しながら、携帯機でRPGを遊んでいる。

“指先の哲学者” 指宿 拳(いぶすき けん)

元々はオリンピック選手の身体メンテナンスを担当していた凄腕の整体師。ある時、eスポーツ選手の「指の凝り」の複雑さに衝撃を受け、現在はゲーマー専門の整体院を営んでいる。

“流通の鬼” 金田 算(かねだ そろばん)

激戦区のコンビニで10年間、廃棄ロス率0%という奇跡的な数字を維持し続けている伝説の店長。棚の陳列(UI配置)と発注(リソース管理)の最適化こそが至高のエンターテインメントだと信じている。

“錆と苔の詩人” 影山 露光(かげやま ろこう)

人工物が自然に侵食されていく様を撮影するため、日本中の廃村や工場跡地を巡って生活している。文明の喧騒を離れすぎて、人混みに行くと目眩を起こす。

“虚構のリアリスト” 檜山 創(ひやま そう)

京都の撮影所で40年間、時代劇のセットや小道具を作り続けてきたベテラン職人。「作り物の中にいかに本物らしさを宿すか」に人生を捧げてきた。

AI批評家の実力

前置きが長くなりましたが、ここからが本番です。AI批評家が最初にレビューする作品は『あつまれ どうぶつの森』。筆者は本作のプレイ時間が4,000時間を超えており、AIに事実誤認があれば即座にツッコミを入れられる自信があります。Game of the Yearノミネート作品をレビューさせる前のウォームアップとしてはちょうど良いでしょう。

これ以降は作品紹介も含め、すべてAI批評家が書いた文章です。くれぐれもAIの事実誤認に騙されないようご注意ください。

『あつまれ どうぶつの森』

総合スコア: 89/100

発売から5年以上が経過し、もはや「ゲーム」の枠を超えて「生活インフラ」と化したモンスタータイトル。2025年12月現在でも週間販売ランキングに顔を出し続ける驚異の持続力を持つ。バージョン2.0でのコンテンツ拡充とDLC『ハッピーホームパラダイス』により、ボリュームは完成の域に達している。次世代機(Switch 2)での「完全版」やアップデートの噂が絶えない中、現行機版の集大成として改めて評価を行う。

“錆と苔の詩人” 影山 露光(廃墟愛好家)

スコア: 95/100 「博物館の静寂、それだけで『住む』価値があります。」

【長所】この作品の真髄は、賑やかなイベントではなく、雨の日の窓を打つ音や、博物館(フータの館)の冷んやりとした空気感にあります。特に「喫茶 ハトの巣」でマスターがコーヒーを淹れる所作……あの数秒間の「間」は、デジタルの世界に奇跡的に生まれた聖域です。

グラフィックは派手ではありませんが、光の拡散や家具の質感が素晴らしく、特に夕暮れ時の空のグラデーションは、いつまでも眺めていられる「退屈の美学」を体現しています。金田さんがうるさく言う「効率」など、この島では無粋なノイズでしかありません。

【短所】島クリエイター機能により、誰もが都市開発業者になってしまったのは嘆かわしい。山を削り、川を埋め、サイバーパンクな島を作る……。自然への冒涜(ぼうとく)とも言える過度な装飾は、このゲーム本来の「スローライフ」というテーマの静謐さを殺しています。

“流通の鬼” 金田 算(コンビニ深夜店長)

スコア: 82/100 「UIの『おもてなし』不足により、業務効率は最悪です。」

【長所】カブ(株)による市場経済の導入、そしてローン返済という明確なマイルストーン設定は、労働意欲を刺激する素晴らしいシステムです。収納数の拡張やATMの利便性など、アップデートでインフラ周りが改善された点は評価します。

何より、発売から5年経っても中古相場が崩れず、DLCを含めたコンテンツの総量が膨大であること。コストパフォーマンス(プレイ時間単価)で見れば、これ以上の娯楽商品は存在しません。売り場責任者としては、在庫回転率の化け物として尊敬に値します。

【短所】UI設計が致命的です。特にDIY(クラフト)において、撒き餌を一つずつしか作成できない仕様は、2025年の現在でも改善されておらず、私の貴重な時間を無駄に消費させます。

また、道具が壊れる仕様は経済循環のために必要とはいえ、耐久度の可視化(数値表示)がないため、在庫管理ができません。影山さんは「風情」と言いますが、業務(プレイ)中にスコップが壊れて店に戻る往復時間は、明らかなオペレーション・ロスです。

“虚構のリアリスト” 檜山 創(時代劇の大道具係)

スコア: 90/100 「魚の鱗、昆虫の脚……作り手の執念を感じるぜ。」

【長所】博物館に寄贈した魚や虫のモデルを見てみろ。シーラカンスの鱗(うろこ)のヌメリ感、タランチュラの毛の生え方、実に見事だ。作り手が本物を観察し尽くして作った証拠だよ。

家具のディテールも半端じゃねぇ。「和風の柵」や「囲炉裏」の質感なんかは、俺が撮影所で作ってる小道具よりいい仕事してるかもしれん。特に、扇風機が首を振る時の微妙な機械音や、レコードプレーヤーのノイズ。こういう「無くてもいい細部」に命を懸ける姿勢、嫌いじゃねぇな。

【短所】だがな、物理法則を無視した挙動だけは許せねぇ。川を飛び越える時の棒高跳びの軽さ、あれは重力をナメてる。

それと金田とも被るが、「金の道具」が壊れるってのはどういう了見だ? 金は柔らかい金属だが、伝説の職人が打った設定なら、そこはリアリティよりも「道具としての格」を優先すべきだろう。すぐ壊れる名品なんて、職人の恥だぜ。

編集後記

影山「檜山さん、金の道具が壊れるのも『諸行無常』ですよ。形あるものはいつか滅びる……。」

金田「滅びるなら滅びるで、償却期間(使用回数)を明記してほしいだけです。発注のタイミングがズレますから。」

檜山「お前ら、情緒がねぇな……。ま、来月の『大きな動き』の噂もあるし、道具箱の手入れでもして待つとするか。」


以上、AI批評家陣による『あつまれ どうぶつの森』レビューでした。三者三様の切り口で語られる批評には共感できるところもあり、納得の行かないところもあり、予想していたよりも読み応えのある内容になっています。これでは人間のライターもおちおち正月休みを取っていられません。

しかし、ツッコミどころが無いわけではありません。最大の事実誤認はアップデートが「噂」ではなく、公式発表されていることです。


また、博物館の館長の名前はフータですが、博物館を「フータの館」と呼ぶなどという話は聞いたことがなく、家具の名前に漢字を使用しているのも誤りです。とはいえ、それ以外は批評として概ね妥当だと言えるでしょう。

これ以降は再びAI批評家にバトンを渡し、「The Game Awards 2025」でGame of the Yearにノミネートされた6作品を一気にレビューしてもらいます。無粋なツッコミは入れませんので、間違い探しをしながらトンデモ批評をお楽しみください。


ライター:FUN,編集:Akira Horie》

ライター/遊ぶより創る時間の方が長いかも FUN

元ゲームプログラマー。得意分野はストラテジーゲーム。ゲームライターとして活動する傍ら、Modの制作や有志日本語化に携わっています。代表作は『Crusader Kings III』の戦国Mod「Shogunate」。

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Akira Horie

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