
SCREEN JUICEが開発し、ユービーアイソフトがパブリッシングする『Morbid Metal(モービッドメタル)』の早期アクセスが、4月9日よりいよいよ始まります。
本作は近未来を舞台に、高度なAIとして戦い抜くのを目的としたハック&スラッシュのローグライトゲーム。スタイリッシュな戦闘と、ハードな駆け引きが楽しめる1本に仕上がっていました。
本稿では、そんな『モービッドメタル』の早期アクセス版を先んじてプレイ! なお、記事執筆に際し、ダウンロードキーをユービーアイソフトより提供いただいています。
空に打ち上げて攻撃を繋げ!高難度スタイリッシュアクション

本作は、シミュレーション内の過去の遺跡を探索するのが目的です。世界はとうに崩壊しており、プレイヤーはメカニカルな装甲を持つAIユニットを駆使して、シミュレーションを司るオペレーターに力を示さねばなりません。
尊大な態度をとる巨大女性アンドロイド「エデン」からは、奥深いフェチズムを感じますね……。


ゲームメカニクスは、非常にオーソドックスなローグライトアクション。
敵やアイテムが散りばめられているイテレーション(いわゆるラン)にチャレンジし、持ち帰った素材でキャラクターを永続的に強化し、もう一度チャレンジする……といったことの繰り返しです。

昨今はサクッとクリアできるローグライトが増えてきましたが、本作はなかなかシビア。敵の数は多く、攻撃も頻繁で、初期状態では4、5回も殴られるとゲームオーバーです。
SFチックなフレーバーも混ざり、どことなく『リターナル』といったタイトルを想起させます。

しかしながら、アクション性はスタイリッシュなスラッシュアクション寄り。1回の戦闘中にさまざまなコマンドを組み合わせることで評価が上がり、ゲージが溜まりやすくなるなどのシステムは、『デビルメイクライ』の影響を感じます。
戦闘中は好きなタイミングでキャラクターを変更することが可能で、たとえばエックで敵を空中に浮かせた後、フラックスで切り刻むなどのかっこいいコンボをキメれます。
地上ではあらゆる攻撃を避けながら戦わないといけないので、空中コンボを頑張ってくれというディレクションを感じました。

ユニットの見た目はかっこよく、演出もド派手。敵の攻撃は常に赤く光るなど、遊びやすさについてはまったく問題ナシです。この手のスラッシュアクションを遊んだことのある人なら、スムーズに入っていけるでしょう。
また、アクションが苦手という人でも、イテレーションの結果に応じて恒久的なアップグレードができるので、なんだかんだいつかはクリアできるような設計になっているのも嬉しいですね。
くわえて、拠点ではザコ敵を相手にした無限トレーニングも可能なので、自分なりのコンボをじっくり探してみることもできます。こういうモード、意外と大事!

一方、ローグライトとしての出来はなかなか評価が難しい部分があります。
本作は敵を倒すことで「ルーチン」や、「コーパス」というパッシブスキルを入手できます。特にこれが重要で、ほとんど無意味なものもあれば、それひとつでひっくり返るほど強いものもあります。
この手のローグライトではシナジーを狙うのが面白いところではありますが、現状は明らかにオーバーパワーなものを拾う作りになっており、そこまで組み合わせを考える余地はありません。
とはいえ、複数の敵に殴られたらあっという間に死んでしまうほどシビアな難易度なので、強いルーチンを拾って、やられるまえにやるデザインが完全に間違っているという感じはしませんでした。

他には、それぞれの用語が変にこだわっていて、どれがどれだかわからなくなるなどの問題点もあります(アクティブスキルを「プロトコル」と呼ぶなど)。世界観の構築を優先したのはわかりますが、ゲームの作りはベタなローグライトなので、わざわざ名前を変えて理解を拒む仕様にしているように見えてしまいました。
また、キャラクターチェンジを行うとキャラクターが消滅し、動かせなくなるなど、大小いくつかのバグもありました。この辺は、早急に改修されることを期待したいです。

細かい問題点はあれど、非常に優秀なアクションローグライトといった作りのゲームでした。特に、空中コンボを絡めた動きはなかなか爽快で、往年のスラッシュアクションをよく研究している点がわかります。
我こそはというチャレンジャーはぜひとも『モービッドメタル』で遊んでみてください。













