
読者の皆さんにご報告です。以前より筆者の記事で何度も登場している、筆者の相棒、ダイハツ・コペン(L880K)がまた故障しました。
前々からオルタネーターの調子が良くなく、詳しくは後述しますがそれでも電圧が低い状態で走らせていました。ところが、ある日ついに限界を迎えて電力の供給ができなくなり、コンビニの駐車場で静かに息絶えてしまいました……。
購入時13万2,000km、車検代込総額37万円の中古の初代コペン。今に至るまでその倍ほどの修理費をかけているのですが、まぁ壊れちまったものは仕方ない。
我が愛しのコペンを再び修理工場へ送り出しつつ、2026年リリース予定の期待のシリーズ最新作『Car Mechanic Simulator 2026』の体験版をプレイして退院を待とう!
エンジンのパワーカーブ
やたらと広い修理工場にぽつんと1人。とりあえず、業務用PCとオイルドレインを設置して新米メカニックはお客さんからの連絡を待ちます。それが『Car Mechanic Simulator 2026』の冒頭です。

すると、お客さんから電話がかかってきました。どうやら、オイル交換を依頼したいとのこと。お客さんは工場横の駐車場に車を停めているので、それを工場まで運転します。
それにしても、広い……。この広い工場内を、主人公はかなり低速な歩行で移動します。しかもシフトキーを押しても大して歩行速度が上がらず、移動だけでかなり時間がかかってしまいます。
これ、もしかして筆者のゲーミングノートPCが低スペックなのか!? いや、システム要件は余裕でクリアしているはずなんだけれどなぁ……。まぁ、このあたりの改善は正式リリース版に期待ということで。

筆者は前作『Car Mechanic Simulator 2021』は未プレイで、このゲームがどういう方向性を重視しているのかは把握していない状態です。とりあえず、工場内をキョロキョロ。
そして、チュートリアルの文言一つ一つを凝視します。やっぱりチュートリアルというのは、そのゲームの「顔」。どういった色合いのゲームかを把握するのには欠かせません。
まず驚いたのは、「パワーカーブを示すチャート」が存在するという点。回転数に応じた馬力とトルクの関連性が一目でチェックできる仕組みです。おおっ、すげぇ!!

上の図で言うと、このエンジンは大体5,000回転ちょっとで馬力とトルクの最大値が重なります。
「車がダイノでテストされていない限り、デフォルトのエンジン値です」と書かれていますが、言い換えればエンジンテストもできるってこと!? いや、それだけでかなり本格的な自動車修理シムじゃん!!
電圧が弱くなっていった筆者のコペン
さて、話は変わって筆者のコペンについて。

このコペンのシガーソケットには、電圧を計測できる拡張電源が装着されています。エンジンをかけるとアイドリング時で14V弱、エアコンを全開にしても12.5Vは出るはずなのですが……、修理前はアイドリング時13V弱という始末。
5月頃からはエアコンとヘッドライトを付けると10Vを下回ることもザラになってしまい、しまいにはラジオも聞けなくなり、そのまま眠るように最期を迎えてしまいました。

ですが、近所の修理工場がかなり格安のオルタネーターを持ってきてくれたおかげで、筆者のコペンは不死鳥の如く復活!

ご覧ください。修理後の電圧はアイドリング時14Vに到達しています! 心なしか走りも軽快になった感じで、いやー気持ちいい!
ボルトの1本1本を慎重に回そう!
『Car Mechanic Simulator 2026』も、そんな具合で、筆者のような問題を抱えたお客さんから預かった車を修理していきます。

部品はリスト化され、その種類の豊富さを目で確認できます。Steamストアページには製品紹介として、「8,000点以上の自動車パーツを発見、修理、組み立て可能」とありますが、確かにエンジンにしろ冷却系にしろ足回りにしろ、膨大な部品とそれをつなぐボルトやナットで構成されていることが分かります。
ホイールを取り外すにも、ボルトを「キリリ、キリリ」と回さなければならないため、結構な時間がかかりました。これ、自動車修理シムっていうか、労働者シム……?

このゲームをプレイした筆者が「これはいいな」と思ったのは、工具を持ち替える概念がないこと。
たとえば、先日筆者がプレイした『Cheap Car Repair』には作業ごとに別の工具を持ち替える必要があり、しかもそれをその辺に転がしておくと、後になってから「プライヤーどこにやったっけ?」という事態に陥ります(そういう方向性のゲーム内容ですが)。
しかし、『Car Mechanic Simulator 2026』にはそうした要素がなく、錆びて回らないボルトも右クリックで即座に潤滑スプレーを噴射できるという操作になっています。
修理の過程をじっくり楽しむゲーム
そして、ここまでプレイして気づいたのですが……上述の「移動速度が遅い」というのは、そこまで苦になる点ではないのではないでしょうか?

繰り返しますが、このゲームはとにかく一つ一つの作業に時間がかかります。ブレーキパッドの交換も、当然ながらホイールを外さないといけないため、その分だけ時間を費やしてしまいます。
要するに『Car Mechanic Simulator 2026』は“修理の過程をじっくり楽しむ”方向性で、お金稼ぎよりも「修理そのもの」が主題であり、時間に余裕のある人がじっくり腰を据えてやるゲームと評すれば良いでしょうか。そのような意味でも、お金稼ぎが強烈な意味を持つ『Cheap Car Repair』とは、やはり色合いが違います。
重厚で本格的な自動車修理を楽しみたい人にとって、『Car Mechanic Simulator 2026』はピッタリなゲームでしょう!
















