今年もいよいよ新年度を迎える時期となりました。それはつまり新しく語学が始まるタイミングということです。ゲームを使った語学において、昨年は一つ環境が大きく変わったことがあります。それは本体の価格を抑えた「日本語専用」のPS5及びスイッチ2の登場です。
10年ほど前のグローバルローンチが標準になった時期から、一つのソフトには全ての言語が含まれるようになり、リージョン別バージョンを買うことなく自由に言語を切り替えることが可能になりました。

ソフト内で切り替える場合も多いので影響は全面的ではないものの、『あつ森』など一部の作品は本体依存になっており、日本語専用では一切他言語へアクセスできなくなってしまいます。語学は自分の好きなコンテンツを介して行うのが最も効果的なので、これから本体購入する人はそのあたりを考慮した上で選択してください。
語学に利用するゲームに適しているのは、日用品を多く扱うクラフト系と、限られた範囲の語句で反復が多いアクション系。これまでに『あつ森』と『モンハン』シリーズをお薦めしてきましたが、今年はそこにまた一つ新しい作品が加わりました。

『ポケモン』シリーズにボクセルクラフトの要素を持ち込んだ『ぽこ あ ポケモン』は、ポケモン同士の会話が中心で比較的易しめの会話、かつ日常生活を主軸にしていることから、TOEICスコア500以上、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」を目標とした練習に最適な環境と言えるでしょう。しかも本作では本体設定と関係なく言語変更が出来るので、本体が日本語専用でも問題ありません。わかりやすい各種アイコンも充実していることから、単語帳や辞書を覚えるだけでは身につかない「視覚記憶と意味理解の連携」を楽しみながら強化することが可能です。参考までに、意味だけ覚えて実際に使った経験がない言葉は忘れるのもあっという間です。

生息地:Habitat
すみか:Dem
こや:Hut
すみごこち:Comfy Level
環境レベル:Environment Level

みずでっぽう:Water Gun
このは:Leafage
いわくだき:Rock Smash
いあいぎり:Cut

クラフトだい:Workbench
きのさく:Wooden Fencing
いしのタイル:Stone Tiling

メタモン:Ditto
モジャンボ:Tangrowth
フシギダネ:Bulbasaur
ヒトカゲ:Charamander

得意なこと:Specialties
かんてい:Appraise
うるおす:Water
もやす:Brun
けんちく:Build
つぶす:Crush
じならし:Bulldoze
ちらかす:Litter

好きな環境:Ideal Habitat
うるおっている:Humid
乾燥している:Dry
あかるい:Bright
くらい:Dark
あたたかい:Warm
好きなもの:Favorites
せいけつ:Cleanliness
やわらかい:Soft Stuff
かたい:Hard Stuff
キズをいやす:Healing
見て楽しむ:Watching Stuff
みんなで使う:Group Activities

本作では各ユーザーにつきセーブデータがひとつだけのため、平行してプレイするには別ユーザーを作る手間が発生しますが、日本語で先行した後から別言語で追いつこうとすると内容の理解が済んでいる状態から他言語を読むことになります。
初心者が提示されている文章を全部拾うのは難しいですが、置かれている状況と最小限の指示を把握してまず行動に移しましょう。教育の過程においてはいわゆる「お遊戯」に近いかも知れませんが、経験と意味理解を結びつける最も効果的な手法で、意味文法理解を重視する日本の語学においては軽視されがちです。それを補う最適のツールがこの『ぽこ あ ポケモン』であり、数年間継続する学習の中で、今手元にあるそれを使わない手はありません。

時間に合わせた挨拶、頼み事、感謝の言葉など、これから学ぶであろう日常会話のフレーズは、本作をプレイしていけば必ず目にしていくはずです。今はまだ右も左も分からない状態であっても、いずれは『ぽこポケ』で見たことある、学校で習ったばかりのフレーズ、という相互作用が起こっていきます。
まいにち、すこしずつ。これから始まる新生活のお供に、『ぽこポケ』で語学漬けを初めて見ませんか?














