【クトゥルー神話ゲームブック】「このゲームブックを読む者に永遠の呪いあれ」(2) 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【クトゥルー神話ゲームブック】「このゲームブックを読む者に永遠の呪いあれ」(2)

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オフィスの入り口には受付ブースと電話があったが、ブースは無人だったし、それどころかビル自体も無人であるようだった。あなたは刺身のかけらにまみれた手で受話器を取り、透明なプレートのなかの紙片に記された内線番号を指で追い、「Game*Spark編集部」のオフィスの番号をプッシュした。

あなたは十秒ほど待った。

がちゃりと音がして繋がった。

「やっと来たか。迎えに行くから、待っていてくれ」

あなたは数分待った。

髭面の男があらわれた。

「やあ」
「どうも」
「とりあえずこっちに」

髭面の男はあなたを導いて、応接室のうちのひとつの扉を開けた。壁は一面ガラス張りで、新宿の夜景がよく見えた。

「座ってくれ」

あなたは適当な椅子を引いて腰掛けた。

「藤田だ」髭面の男は名刺を差し出した。「よろしく」
「よろしく」とあなたは答えた。

「さて、どこから話したものかな? そうだな。おまえから質問してもらったほうがいいか? なにについて聞きたい?」藤田もべつの椅子に座り、ポケットから煙草を取り出して火をつけた。あなたは猛烈な嫌煙者だったので、顔をしかめて、つぎのように言った。

「非常識だ! 非国民だ! ここは室内だぞ!」
「黙れ」と藤田は答え、煙を吹き、灰をフロアに落とした。なんだかものすごく疲れているようだった。

「さっさと質問しろ」

24.この話の流れはあまりにも杜撰じゃないか?

25.そもそもゲムスパって何なんだ?

26.どうして無人なんだ?

《Game*Spark》
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