気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Gambir Studio開発、PC/Mac向けに4月7日にリリースされた飲食店経営シミュレーション『KuloNiku: Bowl Up!』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、インドネシア産の飲食店経営シミュレーション。のんびりとした町クーロニクを舞台に、プレイヤーは主人公が祖母から引き継いだかつての人気ミートボールレストランを再び最高のレストランへと輝かせることを目指します。町の人々からの無茶振りを聞いて、美味しい料理を出し、名声を取り戻すとともに、トップの座を狙うライバルのシェフたちとの料理対決も繰り広げます。記事執筆時点では日本語未対応。
『KuloNiku: Bowl Up!』は、1,400円(7月10日までは20%オフの1,120円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Gian『KuloNiku: Bowl Up!』のゲームデザイナー兼プログラマーのGianです。
好きなゲームを一つだけ選ぶなんて本当に難しいですね!私はちょうど今、初代『ゼノブレイド』をプレイし直しているところです。先日、Nintendo Switch 2版がリリースされたばかりなので、改めてプレイするには絶好のタイミングだと思いました。私はこのシリーズの大ファンなのです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Gian『KuloNiku: Bowl Up!』では、お客さんが毎回「ミートボール麺」といったシンプルな料理ばかりを注文するわけではありません。「ちょっと辛め」といった特定の味付けをリクエストしてきたり、特定の食材を嫌がったりすることもあります。そのため、プレイヤーはただ同じものを何度も繰り返し作るのではなく、お客さんが実際に何を求めているのかにしっかりと気を配る必要があります。これが、本作の新鮮さを保ち続ける要素になっているのです。
これは現実世界での体験からインスピレーションを得ています。ここインドネシアでは、自分の好みに合わせて料理の注文を細かくカスタマイズすることができるのです。そのシステムをゲームに落とし込んだら面白いんじゃないかと考えました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Gianあります。このゲームには料理だけでなく、キャラクターたちとの絆を深めたり、レストランを装飾したり、料理対決に挑んだりといった、様々なシステムが用意されています。そのため、私たちは本当にたくさんの作品を参考にしました。
料理の面でインスピレーションを受けたのは、『グッドピザ、グレートピザ』や『クッキングママ』、そして「食戟のソーマ」などです。ストーリーや交流要素に関しては、主に『ペルソナ』シリーズや、マンガ「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」から大きな影響を受けています。そしてアートスタイルは、『ロックマンDASH』シリーズからインスピレーションを得ました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Gian料理対決(ゲーム内では「ミートボール・ブロール(Meatball Brawls)」と呼んでいます)のゲームプレイを作り上げるのは、本当に大きな挑戦でした。ゲームプレイに変化を持たせるため、ターン制にしたいと考えていたのです。
私たちは、全体のコンセプトを少なくとも2回は一から作り直しました。その開発プロセスのなかで、対決システムを再現した紙のカードを実際に作ったこともあります。そうすることで、ゲームの流れやプレイヤーが1ターンに実行できるアクションの数といったゲームプレイの実験を、素早く行うことができたからです。
完成までには少し時間がかかりましたが、現在の出来にはとても満足しています!
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Gianプレイヤーの皆さんから、「圧倒的に好評」のフィードバックをたくさんいただけて本当に感謝しています!もちろん、批判的な意見をいただくこともありますが、ゲームをより良くするためにそのような声にもしっかりと耳を傾けています。
最も印象に残っているフィードバックは、「プレイした後にお腹が空いたから、麺類を食べに行った」「自分で麺類を作って食べた」と言うものです!もしどこかで見つけることができたなら、皆さんにもぜひ「バクソ(インドネシアのミートボール)」を食べてみてほしいと思っています!
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Gianプレイヤーによって本作のどんなところを楽しんでいただけているかが異なるため、私たちも様々な種類のアップデートをお届けしたいと思っています!これまでに、キャラクターのストーリーを追加するアップデートや、新しい装飾アイテム、さらには配達注文システムなどをリリースしてきました。
現在はキッチンで料理することだけに集中したいというプレイヤーのため、料理に特化した新しいモードを追加することも検討しています。
――本作の日本語対応について教えてください。有志翻訳は可能ですか?
Gian翻訳をしたいと言ってくださる有志の方々には本当に感謝しています!しかし、実は公式翻訳をするべきかどうかを判断するため、日本語版への関心がどれくらいあるかを現在見極めているところです。そのため、もし『KuloNiku: Bowl Up!』の日本語翻訳に興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひSNSやSteamのディスカッションに投稿し、需要があることを私たちに教えてください!
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Gianはい、もちろん大歓迎です。もしSNSに投稿される際は、ぜひ私たちの公式アカウント(@KulonikuGame)のタグ付けをご検討ください。皆さんの配信を私たちも応援させていただきます!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Gian皆さん、こんにちは。『KuloNiku: Bowl Up!』は、ゲームプレイが楽しいだけでなく、心に残るキャラクターたちや、ユニークでどこか懐かしいアートスタイルなど、魅力がたくさん詰まった料理ゲームです。開発チーム全員が愛を込めて作りましたので、ぜひチェックしてみてください。日本語でもプレイしていただけるよう、私たちも全力を尽くします!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








