いつも「吉田輝和の絵日記」をご愛読いただきありがとうございます。
2021年は、仕事とプライベートと合わせて100本近くのゲームをプレイしました。こんなに数多くのゲームをプレイしていられるのは、読者の皆様の応援があったからにほかなりません。圧倒的感謝……!
それでは今回も「吉田・オブ・ザ・イヤー2021」を発表します!
吉田・オブ・ザ・イヤー(YOTY)のルール
ランキングの選考対象は、「吉田輝和の絵日記」で取り上げたものになります。
このランキングは、吉田輝和の独断と偏見によって決めました。
ランキングの選出にあたってGame*Spark編集部による圧力はかかっていません。
要するに、ゲーム大好きおじさんが一番ハマったゲームを紹介するだけです。
今回はベスト5に特別賞1本を加えた、計6タイトルを紹介します!
あ、ちなみに冒頭の「普段、こんな環境でゲームをしています」みたいな雰囲気のイラストなんですが、実は猫ちゃんは合成です。僕の仕事部屋は、日が一切差し込まない牢獄のような環境なので、猫ちゃんはいつも日当たりの良い部屋でくつろいでいます。
実際は、1人ぼっちで寂しくプレイしています……。
第5位『Orcs Must Die! 3』
対応機種:PS4/PC/Xbox One/Xbox Series S|X
ジャンル:アクションタワーディフェンス
記事:今度は大規模戦も!無数のオークを返り討ちにするタワーディフェンス最新作『Orcs Must Die! 3』
『Orcs Must Die! 3』は、防衛地点を守るために様々なトラップを仕掛け、モンスターの大群を迎え撃つアクションタワーディフェンスゲームです!
本作には、種類豊富なトラップが用意されており、自分に合ったトラップを見つけていく楽しさがありました。
例えば、跳ね飛ばすバネトラップ、壁に設置するノコギリの刃、天井レーザー、巨大な岩石を転がして敵を一網打尽にするものなど……一体どれを使って敵を撃退すればいいのか悩むこともあります。
そして、トラップをどこに配置すれば敵を効率よく倒せるのか考えるのも醍醐味。仕掛けたトラップがピタリとハマってモンスターの群れを撃退出来た時は、そりゃもうなんとも言えない気持ちよさがありました!
またオンライン協力プレイでは、プレイスタイルの異なるプレイヤーと行動を共にするのが面白かったです。僕とは違うトラップの使い方をしている人がいて驚きましたね。
僕は、Twitterのフォロワーさんと一緒にプレイして、「敵をここに誘導して一網打尽にしたら面白くない?」と作戦を立てて楽しんでいました。
第4位『ディサイプルズ リベレーション』
対応機種:PS5/PS4/PC
ジャンル:ダークファンタジー・タクティカルRPG
記事:『ディサイプルズ L』は選択肢が幅広くてモンスターみたいな奴にも求愛できるRPGでした
主人公・アヴィアンナの冒険を描く『ディサイプルズ リベレーション』は、いかにもガチガチの海外RPGって感じで難しそうに見えますが、バトルは、日本人にも馴染み深いシミュレーションRPGのようなシンプルなシステムなので、すぐに理解できると思います。
ようはプレイヤーのターンが来たらユニットを動かして敵をぶっ飛ばすだけ!
物語を進めていくと仲間になるキャラクターは、それぞれに長所・短所のほか、固有の能力や武器があるので、それらを上手く組み合わせて最強の部隊をつくっていく面白さがあります。
キャラクターとの会話では選択肢が豊富に用意されており、どの勢力に加担するか敵対するかはプレイヤーに委ねられます。このように非常に自由度が高いんです!
特に面白いのがアヴィアンナの恋愛対象がめちゃくちゃ広いところ。老若男女問わないどころか異形の化け物とさえイチャイチャしようとします……。
いや、イチャイチャさせているのはプレイヤーの僕なんだけど……。でもそんなユニークな選択も用意されているんです。
第3位『New ポケモンスナップ』
『New ポケモンスナップ』って「野生のポケモンを捕まえずに撮影するだけ?え~、そんなゲーム面白いの?」って思うかもしれませんが……ポケモン大好きおじさんとしては、『ポケットモンスター』本編ではあまり見られることのない、野生のポケモンがのびのびと生活する様子がゆっくりと観察できるだけで満足でした。
それにゲームとしても面白いんです!
良い写真を撮ればそれだけ評価ポイントが高くなるのですが、それにはリンゴを投げて注意を引いたり、特殊な現象を引き起こすイルミナボールを使ったり、こちらからポケモンに干渉しなければいけない場合があります。
ポケモンを観察すればするほどベストショットを撮ることに繋がるのが面白かったです。
そういえば、ポケモンに投げつけるリンゴ……めっちゃ美味そうなんですよね……。無限に投げられるもんだから「1個くらい俺にもわけてくれ!」ってなります。
果物って結構高いからあんまり食べられないんですよ……。
撮影した写真は、ローソンのマルチコピー機でプリント可能(写真またはシール)なので、お気に入りのショットを飾って楽しむこともできますよ!
第2位『Valheim』
対応機種:PC
ジャンル:オープンワールドサバイバルアクション
記事:ボス討伐のために自由に素材採取&建築作業!ソロで楽しむメガヒットゲー『Valheim』
モンスターにとっては地獄?『Valheim』で作る楽しいテーマパーク
「『マイクラ』でやることなくなったし、他のクラフトゲーやるかな~」と気軽に始めた『Valheim』ですが、意外にもどっぷりハマっちゃいました。
石器時代並みの簡素な装備から始まり、掘っ立て小屋を作ってモンスターの襲撃に怯えながら夜を過ごすのですが、そんな生活を送っていると、自分の拠点が次第に文明と呼べるものまでに発展します。そして、イカダをつくって未知の島へ到達した時の「冒険している感」と言ったら……たまりません!
もちろん喜びだけではなく悲しみも嚙みしめました。
頑張って作った拠点が、巨鹿のボスにぶっ壊された時は……そりゃもう泣き崩れましたよ。
世界各地を冒険し、フィールドボスと戦い、大量の素材を持ち帰り、最終的に難攻不落の城塞を作り上げました。
最大10人によるオンラインマルチプレイモードは、仲間と協力してボスを倒したり冒険をしたり建物を建てたり……数百時間が吹っ飛ぶ時間泥棒です。
ソロでもマルチでも夢中になりました!
モフモフケモノが可愛すぎるで賞『戦場のフーガ』
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:ドラマティックシミュレーションRPG
記事:最終兵器の発動には“子どもの命”が必要…!ケモノ達の悲惨な戦争を描く『戦場のフーガ』
『戦場のフーガ』は、『テイルコンチェルト』や『Solatorobo それからCODA へ』と世界観を共有する「リトルテイルブロンクス」シリーズの最新作。登場人物はみんなケモノ!犬の訓練士をしていたことがあるほど動物好きの僕にとって、それだけでも満点をあげたくなります。
……といっても、モフモフケモノを愛でるほんわかしたゲームではなく……戦争により村を追われた子どもたちが、謎の巨大戦車タラニスに乗り込み戦っていく、かなりハードな内容です。
バトルはターンベースで、巨大戦車タラニスの2人1組の乗組員が、マシンガン、グレネード、キャノンの砲座をつかって敵と戦うことになります。そして、その2人の乗組員が仲良くなると会話イベントが発生するだけではなく、バトルが有利になるサポート効果が付与されたり、協力必殺技が使えたりするようになるんです。
ただね……バトルのメリット云々というより、キャラクター同士が徐々に仲良くなっていく様を眺めるのが良いんですよ……。
そうそう、バトルで敵に追い詰められてどうしようもなくなった時、戦況をひっくり返せる必殺の兵器が発動できるのですが……その代償として乗組員の子どもの命が必要になります。いやいやいや、そんなもん使えんって……!
キャラクターに愛着があればあるほど辛辣な思いをするゲームでした。
第1位『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:学園恋愛シミュレーション
記事:38歳男が乙女ゲー『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』でイケメンハンターと化す
2021年に1番ハマったゲームは……まさかの乙女ゲーム『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』!
初代『ときめきメモリアル』に出会って以来、ナンバリングタイトルだけではなく派生タイトルを楽しくプレイしてきましたが……女性を主人公とした乙女ゲームシリーズの『Girl's Side』にまでハマってしまうとは思ってませんでした。
各種パラメータを上げて、意中の人物にアタックする『ときメモ』のシステムは、本作でも継承されているため、自分でも驚くほど違和感なくプレイ出来ていました。
攻略対象の男性キャラさえ気に入ってしまえば、あとはもうズルズルと沼に……。
こちらは僕の最推しキャラである御影先生こと「せんせぇ」です。
せんせぇは、顔だけだとチャラ男っぽく見えるのですが、実は真面目な性格なんです。そんなギャップが何よりの魅力で、作中の生徒たちだけではなくプレイヤーの僕もすっかりやられました。とくに、作業をする際にしっかりと作業着姿になる真面目なせんせぇは、元電気工事士の僕からみて好印象でした。
UIの古臭さや不親切なシステムなどのマイナスポイントもありましたが、それを補ってあまりあるほどの「ときめき」を摂取できます。
本作は、「自分とは縁のない世界だな」と思っていたジャンルを切り開いてくれただけではなく、自分の中に眠っていた乙女としての一面を引き出してくれました。僕の視野を広げてくれた本作の制作スタッフに感謝です!
『テイルズ オブ アライズ』や『バイオミュータント』、『バイオハザード ヴィレッジ』など……2021年もたくさんの大作ゲームをプレイしてきましたが、2021年の吉田・オブ・ザ・イヤーはこんな結果になりました。皆さんのお気に入りタイトルはありましたでしょうか。知らないタイトルがあったらぜひプレイしてみてください。どれも僕がガッツリハマったおすすめのゲームです!