
僕は今まで自動車とは無縁の生活を送っていました。
なので、車種の違いはわかりませんし、なぜ軽自動車が“軽”といわれているのかも知りません。あ、軽油を入れたらぶっ壊れるのは知っています。
こんな僕ですからチューニングやカスタマイズ要素が搭載されたレーシングゲームには、ほとんど触れたことがありません。まあPR記事だから名前は避けるけど、レースゲームの経験といえば、甲羅とか投げるヤツを少しプレイしたくらいでしょうか。
今回は、THQ Nordicから発売された『レックフェスト(Wreckfest)』のニンテンドースイッチ版。本作は、スクールバスをはじめ、芝刈り機やソファなど、様々な種類の車でコースを爆走し、ライバルの車やオブジェクトを破壊しまくる激突レースゲームです。
そう、レースゲームです。
ゲームの世界でも運転経験がぺらっぺらな僕に、レースゲームのPR記事を書かせるとは……よーし、やってやらぁ!
レースと思ったら、芝刈り機でデスマッチ!?

本作は、様々な条件下で行われるレースイベントを勝ち進めていくキャリアや、定期的に変わる用意されたチャレンジをクリアするトーナメント、レースの条件を自由に決められるカスタムイベント、最大16人によるオンライン対戦が楽しめるマルチプレイヤーの4つのモードがある。
まずはキャリアからプレイしてみよう。

なるほど、このモードはポイントを溜めることで進行していくのか。
最初は、地方ジュニア選手権内のレースイベントしかプレイできないけど、進行度がマックスになることで、他の選手権に参加できるってわけだな。
とりあえず、「CHALENGE EAT DIRT!」に挑戦するか。

画面右に表示されている四角い図がコースの形みたいだ。レースゲーム初心者の僕にとって、急激なカーブも無さそうな単純なコースなのはありがたい。
えーと、ボーナスターゲットが「最多ダメージを与える」だって?

さらに「3台以上を大破させる」なんて物騒なことも書いてあった。
もしかして……これは普通のレースじゃないのか?

さあいよいよレースが始まるぞ!カウントダウンが……って、僕の車は芝刈り機?
そもそもコースなくない?

混乱したままカウントダウンが終わり、16台の車が一斉に走り出す。
あ、他の車も全部芝刈り機じゃん!

全ての車が中央に向かって走り出し……そしてクラッシュ!人がふっ飛ばされてる!
今更だけどこれはレースではなく、より多くの車をクラッシュさせたレーサーが勝利するデスマッチだったようだ。
画面左下に自分の車の壊れた箇所が表示されており、一定以上ダメージを受けるとクラッシュするようになっている。このデスマッチでは、クラッシュしてもリスポーンできるので、リタイアを気にせず体当たりしてやるぜ!

楽しすぎてテンションが上がって、呼吸音がゴリラみたいになったわ!

残り時間は5秒。あのバランスを崩して傾いている黄色い車にぶつけてフィニッシュだ!

って、まさかの4人同時クラッシュ!?
どうやら他のライバル達もあの車を狙っていたようだ。大惨事!
カスタマイズでお気に入りの車をデコっちゃえ!

最後にひと悶着あったものの、無事1位になったぜ!
レースイベントをクリアしたことで、キャリアの進行ポイント以外にも、レベルアップのための経験値やお金が手に入った。

レベルが上がると、新しい車やパーツが購入出来るようになる。
レースによっては車の種類が指定されているので、色々買う必要がありそうだな。

パーツは、エンジンなどの性能部分を左右するパフォーマンスと、強度を高めるアーマー、見た目を飾るビジュアルの3つのカテゴリに分けられている。
加速力やトップスピードなどのステータスが数値化されているので、どのパーツを選べばどの項目が伸びるのか、車オンチの僕でもひと目でわかるな。

っていうか、車のことなんか全くわからないのに、カスタマイズできちゃってる!

まあ僕が買ったのは性能には一切関係ないサメのオブジェだけど。
この車で次のバトルに挑むぞ!
妨害に破壊アリ!レースもやっぱり普通じゃない

今回は、デスマッチではなく順位を競うレースだ。
サメのオブジェが可愛くていい感じだと思ったら……サメが邪魔で前方が見えにくい!
視点切り替えでドライバー視点にできるけど、それだと天井のサメのオブジェが見えなくなっちゃうしな~。

……なんて悩んでいるうちにレースがスタートした!
やっぱりこのレースは普通じゃない!ライバルの車はガンガンぶつかってくるし、障害物はバンバンとぶっ壊せるし、かなり激しいぞ!

ああああああああ!
後ろの車が追突してきて……僕の可愛いサメカーがひっくり返った!

追突してきた車はライバルに認定され、やり返すとボーナスポイントが加算される。
やられたらやり返せってことだな!

よし、追突を利用して減速せずにコーナーを曲がってやるぜ!

まだまだ!倍返しだ!
障害物に衝突するように誘導したり、コース外の森に追いやったりするぜ!

って……車がボロボロに……しかも最下位になっちゃった。
次からはちゃんとレースに参加して1位にならなきゃ……。
カスタムイベントでコースもマシンも選び放題!

芝刈り機で8の字コースを爆走したり、コンパクトカーでぶつかり合いのバトルをしたりして、ようやく地方ジュニア選手権をクリアした。
次は国内アマチュア選手権を勝ち進めていく……と、その前に、カスタムイベントをプレイしてみようかな。

カスタムイベントは、どんなコースや車でも制限なく選べるモードだ。
これは遊びがいがあるな!

早速、自分だけ巨大なスクールバスを選択して、ライバルの車の進行を阻む嫌がらせをしてみた。
ふふふ、大事故発生!

次はどの車にしようかな~。
……おっ、ソファがあるじゃん。って、ソファ!?

しかもこのソファ……タイヤついてるよ!
普通に走ってる……。

ソファでレースするのめっちゃ楽しい!
よし、大ジャンプだ!ひゅ~!

実際にソファに座ってプレイすると臨場感があってテンションが上がる~~~!(冷ややかな目で見てくる猫がちょっと気になるけど)

ただ、ソファは所詮ソファ……


しかし本作では、車体が完全に破損しない限り、どんな事故が起きても走り直せるのだ。

何度だって……。
前述の通り、レースゲームは苦手ジャンルのひとつだったので、今回記事を書くにあたって「1レースもクリアできなくて詰むかも……」と心配していましたが、全くの杞憂でした。
難易度はイージーからエクストラハードまで4段階で調節可能だし、横滑り防止などのアシスト機能も搭載されているので、初心者でも熱い首位争いが楽しめますよ!
繊細なドライビングテクニックは、そこまで要求されませんでした。ライバルの車をすべて破壊すると勝ちというルールがあるので、コーナーの時に、ライバルの車にわざとぶつかってクッション代わりにして曲がるなど、積極的にぶつかってました。
また、カスタマイズやチューニングでも、どの項目をいじればどのような効果があるのかがわかりやすく説明されていました。用語やパーツの名称を知らなくても、なんとかなるのはありがたかったですね。
僕のようにレースゲームを苦手としている人にもおすすめしたい1本です!
ニンテンドースイッチ版『レックフェスト』は、2022年7月14日発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら。