【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』

心が揺さぶられる、ロボット達との会話劇。

連載・特集 プレイレポート
【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』
  • 【吉田輝和の絵日記】三体の壊れかけたロボたちとの最後の会話を楽しむ性癖捻じ曲げ対話型ノベルゲーム『BatteryNote』

今回は、72studioが手掛け、room6から発売されたPC向けタイトル『BatteryNote』をプレイ!本作は、性格や経歴が全く違う3体の廃棄ロボたちと最後の会話を楽しむSFアドベンチャーノベルゲームです。

あらすじだけ聞くと「壊れかけのロボとの心温まる物語なのかな」と思ってしまいそうですが、本作はそんな生ぬるいゲームではありません。どんな物語なのかは、ぜひ記事を読んで確かめてください。

◆会話を続けるか、それとも高電圧をかけてぶっ壊すか

主人公は、とても長いコールドスリープを終えて宇宙船の中で目を覚ました。船内には他に人はおらず、主人公をマスターと呼ぶサポートAI「アシスタント」がいるだけだった。

長期のコールドスリープによる影響で、マスターの記憶はおぼろげだ。アシスタントの話によると、マスターにはある日課があったらしい。

それは、スクラップ場でロボットを拾ってきて、充電して会話を楽しむといった、なんとも趣味の悪いもの。そんな記憶がすっかり抜け落ちているマスターは「シュミわるいね」とドン引きだ。とはいえ、アシスタントからすれば、コールドスリープ前後でマスターの嗜好がガラリと変わってしまったのは、ちょっと気の毒かもしれない。

そんなシュミのわるい日課はやりたくないけど、アシスタントの為に話をあわせてあげよう。

既に3体の壊れかけたロボットを回収しており、アシスタントはマスターに「どのロボットでお楽しみを行うか」と問いかけてくる。

1体目のロボットは、ウェイターロボのジェシカ

2体目は、戦闘用ロボのデバインド

3体目は、監視ロボのサーベリー。どのみち3体とも起動するんだけど、僕が最初に選んだ話し相手はウェイターロボのジェシカだ。

一日の始まりにロボットへ充電を行うのだが、その際に「適切な電圧で充電する」か「高電圧で過剰に充電する」かを選択できる。3体のロボットはいずれも、人間に害をなすと判定された“不良品(アノマリー)”。マスターに危険が及びそうになったときは、高電圧をかけて「処分」する必要がある。

ちなみに、僕は過去に電気関係の仕事をしていて、第一種電気工事士の試験もパスしている。高電圧ならまかせとけ!ゲームにはなんの影響もないけど。

初日に適切な電圧で充電したんだけど起動するには至らなかったので、2日目は高電圧をかけて60%まで充電し、起動に成功した。おはよう、ジェシカ。

ジェシカはなかなかナマイキな性格のようだ。廃棄される前に働いていた「ティミーズ・ダイナー」でもその性格が災いしていたようだ。まあせいぜい、客に失礼な口を利いて口論になったとかそんな程度のトラブルだろうな。可愛い生意気キャラだ。

客に水をかけ、罵声を浴びせ、叩き、さらには大声で脅すなど、数々の問題行動を起こしたうえに、とある事件をきっかけに「アノマリー」認定を受けたらしい。結構やってるじゃん!

それでもジェシカは、自分が客に愛されていると信じて疑ってないところが、まあ、可愛いっちゃあ可愛い。ところがアシスタントの調べによると、ロボットへのクレームが多く「そこまで好かれていなかったのでは」とツッコミを入れる。

ジェシカの悪行が明らかになるにつれ、その“ナマイキさ”は「可愛い」の領域を軽々と飛び越えていく。

現在の充電度は100%。高電圧をかければナマイキなジェシカともオサラバできるが、そこはプレイヤーの寛容さ次第だ。ただ、プレイヤーが手を下さなくても、ロボたちの寿命はバッテリーの劣化のため長くない。

ロボの態度が腹に据えかねたのなら高電圧をかけて処分すればいいだろう。

適切な電圧で充電して、話を聞き続けるのもいいだろう。最後の瞬間まで話を聞き続け、ようやくわかることもあるのだから。

ただ、個人的に一番心にガツンと来るのは、やっぱり高電圧をかけたときなんだよなあ……!


1体あたり20分、3体のロボとの会話を経てエンディングを見るまで1時間ほどかかりました。本作はマルチエンディングなので、一度クリアしたあとも引き続きプレイ出来ます。

3体のロボの性格や用途、「アノマリー」として認定される原因も様々で、いろんなタイプの物語が楽しめました。

ロボは高電圧を一度かけただけでは完全に破壊されないので「処分」するためには何度も高電圧スイッチを押す必要があります。憎たらしいロボへのおしおきとして高電圧をかけたり、ろくに話も聞かずに戯れに破壊したりしているうちに、新たな捻れた性癖が生まれてしまいましたね!

ストーリー、グラフィック、サウンド、どれも素晴らしく、短時間で遊べるゲームとして間違いなくトップクラスにハマりました。サクッとクリア出来るのは本作の良かったポイントでありつつ、残念なポイントでもあります。もっとゲームの世界に浸っていたかった……!

72studioが手掛けるゲームは他にも発売が予定されているので、本作をプレイして人外LOVEに目覚めた方は公式アカウントをチェックして発売を楽しみにしていましょう!

『BatteryNote』は、PC(Steam)向けに発売中です。



ライター:吉田 輝和,編集:キーボード打海


ライター/おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

+ 続きを読む

編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top